【5月の店主のよもやま話】懸命に走る姿はかっこいい













【5月の店主のよもやま話】
懸命に走る姿はかっこいい


春ドラマの初回を何気なく観ていたら、永作博美さんが少年を追って街を必死に走る場面に目を奪われました。

55歳という年齢でもガチに走る姿には、作られた演技というより人そのものの気配がにじみ出ていて、思わず見入ってしまいます。大人が本気で走る
のは、日常ではそう多くありません。だからこそ、逃げるか追うかの切迫した瞬間に現れる「走り」には、その人の素が表れるのでしょう。


最近では『ひらやすみ』で吉岡里帆さんが見せた軽やかな疾走も印象的でしたし、昭和の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』での松田優作氏の走りには独特のかっこよさがありました。どんな派手なアクションよりも、「走る」というシンプルな動きにこそ、その人の魅力が表れるのかもしれません。




私にとって忘れられないのは、映画『フレンチ・コネクション2』でジーン・ハックマンが見せた追跡シーン。よれよれの中年の男が異国の街を執念でひたすら走る姿に、初めて映画館で観たとき思わず泣けました。