【11月の店主のよもやま話】なんにでもなれる人













【11月の店主のよもやま話】
なんにでもなれる人


北村匠海くんの最新作『愚か者の身分』を観ました。



下の娘が昔からファンでバンドも俳優も応援していたこともあって、気になっていた俳優のひとりです。

思っていたよりずっとハードな映画でしたが、見終わると心に残るものがありました。安直な金目当てや家庭事情もあって、いつの間にか闇の世界へはまり込んでしまう若者たち。自分の意思でぬけることもできなくなり、その姿がとてもリアルで切なかったです。




北村匠海くんは朝ドラ『あんぱん』でのやなせたかし役も印象的でしたが、今回の彼はまるで別人でした。

声も表情もヘアスタイルも役になりきり、撮影終了後の翌日には朝ドラのために丸坊主になったという話もまっさらなキャンバスのような俳優を感じさせます。この作品の監督が「なんにでもなれる人」と言っていましたが、これからの活躍がますます期待できそうです。