【5月の店主のよもやま話】新幹線大爆破はやっぱり面白かった



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【5月の店主のよもやま話】
新幹線大爆破はやっぱり面白かった




ネットフリックスで話題の「新幹線大爆破」観ました。同名の映画は一九七五年に高倉健主演で公開されました。当時高校生だった私は 同級生と今はなきフジサワ東映という地元の映画館でハラハラして観ました。令和版はそのリメイクではなくリブート作品となっていて、昭和版は劇中では過去の国鉄時代にあった事案となっていました。



この二作品の大きな違いはどこか。当時は撮影に国鉄の協力も得られず特撮も稚拙で、新幹線の走る風景や爆破の場面などリアル感と圧倒的な迫力に大きな差があります。ただ、ドラマとしては個人的には昭和版のほうが面白かったというよりはまりました。爆破を計画実行する犯人が警察に追い詰められていき挫折する姿に令和版にはない哀愁とせつなさを感じたのでした。




当時の高倉健四十四歳、現在の草なぎ剛五十歳。前作の公開から半世紀をすぎた現在、日本人は確実に若くなりました。悪いことではありませんが、後ろ姿で哀愁を感じさせるような渋い俳優は絶滅した気がします。