羽毛の産地としてはハンガリーも有名ですが、ポーランドはハンガリーの農場と違って、小農場が多いのが特徴です。ハンガリーが大抵5,000羽規模の農場に対し、ポーランドは平均600〜700羽。大きなところでも1,500〜3,000羽くらいだそうです。当然、その分、管理も行き届いているといえます。
私が訪問した農場も広い土地の割には1,000羽以下のところが多く、家族がグースに愛情をもって育てていました。
マザーグースは食用が目的ではなく、卵を産むために飼育されるため、基本的に4年間は大切に育てられます。
今回訪れた農場では、ポーランドの伝統的品種のコーダヴィェルカ種が飼育されていました。
| ポーランドのマザーグースの多くはKoludzka(コーダ種)と呼ばれる品種です。特徴は小さい頭に長い首。横から見ると美しいS字を描いているのが特徴です。非常に大きく成育し、マザーとなると5〜8kgほどまで成育します。一羽のグースは年間で約50〜60個の卵を生みます。 |
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| ▲これが卵。けっこう大きい。 |
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▲マザーグース抱いてみました。
ふわっふわ! |
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この農場のグースは1月〜5月の間に孵化をしますが、この期間は一切羽毛の採取(プラッキング)は行いません。まだ、羽毛が十分に育ってないからです。
1回目のプラッキングは6月末か7月初旬から7週間おきに11月中旬まで行われ、合計4〜5回の手摘みにより採取されます。
ちょうど先週プラッキングを終えたばかりというこの農場では、農場主のブリルさんがプラッキングの実演してくれました。羽毛は羊のように丸刈りするわけではありません。 通常一回のプラッキングで1羽からおよそ230〜250g程度のオリジナルバージンダウンが採取されます。
農場で採取されたオリジナルバージンダウンは、羽毛原料工場で洗浄、乾燥、選別処理されます。ダウン率90%以上の選別を行うと、およそ3割程度の量になってしまいます。
つまり、1羽のマザーグース採取できる羽毛ふとん用の羽毛は50〜70gで、1kgの羽毛ふとんを作るためには20羽以上の羽毛が必要となるわけです。
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