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以前は夏の寝具といえば、タオルケットでしたが、その後ライフスタイルの変化や綿毛布やガーゼケットなどの新しい商品の登場により、いつの間にかその存在が薄くなりました。
いざタオルケットを探そうとすると、確かに値段は安いものの外国製のぺらぺらのものばかりになってしまっています。

このタオルケットは、厚さ340匁。匁とはタオルの厚さの単位で、例えばフェイスタオルの厚さを匁で見る場合、160〜180匁は温泉や大衆浴場で使われるごく薄いタオル。260匁以上はホテルで使われる厚みのあるタオルになります。つまり、340匁は極厚タイプ。これで寝冷え対策は万全です。しかも、厚さがある分、耐久性にも優れます。




ジャガード生地は、布地に模様を上から印刷した「プリント生地」とは違い、デザイン自体が生地に織り込まれている織物をいいます。
生地自体に厚み出て立体的になるのが特徴で、複雑な柄を再現すればするほど高級感が出るとともに、プリント生地のように色あせたり色落ちしたりという心配がないのも魅力です。

襟元は両面パイルの二重仕上げ。表にはジャガード柄が入っていますが、肌に触れる裏側は滑らかな肌触りになるように凹凸のない総パイル仕上げになっています。

肌触りはやわらか。夏でも暑すぎず、ちょうどいい具合のぬくもりで最適です。もちろん、汗もしっかり吸ってくれるので蒸れません。
また、冬や乾燥した季節でも静電気を帯びにくく、肌に刺激を与えたり、ほこりを呼び込んだりしにくい素材です。

そんなタオルケットを店主の私自身もまた使いたくなり、あらためてお客様にもご紹介させていただこうと思います。柄も昔ながらで、ちょっと懐かしい日本の夏の寝具、タオルケットを見直してみませんか。
いいタオルケットは夏ばかりでなく、一年中使いたくなりますよ。